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風水から見た書斎 アーカイブ

2006年12月30日

風水とは

風水をひと言で表すと、「風」をあやつり「気」の流れを用いることにより、運気を上げるというものです。 家・建物の向きや位置、部屋のインテリアなどで気の善し悪しを判断して、運気の流れを改善してゆくという考えです。この風水の理念は、はるか1000年以上前に中国からもたらされたもので、家相診断のひとつの基準として発達したものと言われています。

風水のベースには「陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)」という思想があります。これは、世界は「木・火・土・金・水」の5つの元素(五行)で成り立っており、すべてのものはこの五行と「陰・陽」いずれかの組み合わせで性質が決まる、とする考え方で、五行にはそれぞれが象徴する方位や色があります。
また、それぞれの性質の間には、互いに高め合ってより強いパワーを発揮したり、逆に、対立し合って互いのパワーを弱めてしまうなどの“相性”があるとされます。

これらは、中国4000年の歴史の中で何百万、何千万例という生活事例から整理された統計学だと考えることもできます。そう考えると毎日の生活の中で身の回りの小物の配置や色使いをちょっと変えるだけで、いつもと違う一日を楽しめるかもしれません。とは言え、全てを風水に依存するのではなく、風水をヒントに物事をポジティブに考えて生活することこそが重要だと言えるでしょう。


■書斎快適化計画

風水からみた書斎

風水からみた書斎とは、知性を育む場所であり、決断や思考能力そしてキャリアアップを推しはかってくれる、いわば一家の主人の脳を示す場所といえます。

書斎の無い家に住むと思考力、知覚力が低下すると言われ、よい気に満ちた書斎では創造力を高め目標達成へのエネルギーが沸き、正しい判断を導く脳の状態にしてくれると言われています。風水で脳が活性する気の流れを良くることで、クリエイティブな生活を送ることができるのです。

では、書斎のような思考的な活動をする部屋は、風水的にどのような方位にあるのが適しているのでしょうか。
一般的に風水では、勉強や仕事など思考的な活動に適した部屋は「北」に位置するのが良いとされています。北は集中力を高め頭を使うのに適している方角とされているのです。仮に北の方角でなくても、インテリアのカラーを黒やネイビーブルーにすることで同様の効果を得られます。

また、書斎を仕事よりも、くつろぎや趣味中心に利用するならば、「西」の方角が良いでしょう。テレビ、オーディオ、ゲームなどを西側に配置することでリラックス効果が高まります。

方位とカラーは風水において中核をなす概念ですので、快適な書斎づくりを目指すのであれば、ぜひ参考にどうぞ。


■書斎快適化計画

風水からみた書斎の机

書斎の中心ともいえる机は、風水的にも重要なポイントになります。机の位置や向き、デザインや色彩が仕事や勉強に大きな影響を与えます。

まず位置ですが、机の背後に入口が無いように配置することが大事です。特に机の背後に正対する位置は避けなくてはいけません。部屋の入口からは、悪い気を含め多くの気が出入りするので、無意識のうちに背後の緊張感が高まり、不安が強くなったり集中力が低下しやすくなります。これらは机の近くのコピー機などのOA機器や鏡がある場合も同様のことが言えます。
また窓も、机の前後にあると窓からの気が常に身体にあたるので健康に影響を与えやすくなるので避けた方が良いでしょう。

逆に良い机の向きは、気が集まりやすい壁を背にするのが良いとされています。これは背後が壁なら囲まれ感ができて、落着つきやすいし集中力も高まりやすい、というのは一般的な心理としても、肯けるのではないでしょうか。

次に、机のデザインですが、風水的には、なるべく木製で角がとれたデザインが良いとされます。ナチュラルな木質系や茶系の色彩のものが運気を呼ぶとされているのです。ただし、お金に関係する仕事の人は長方形のデザインが適しているとされているので、目的に合わせて選ぶ必要があります。

机の位置や向きを風水に基づいて配置しても、机の上が乱雑であったり使い勝手が悪い状態なら効果は得られません。運気アップの基本は整理整頓であることを忘れずに使用したいものです。


■書斎快適化計画

風水からみた書斎の照明

照明と風水はとても重要な関係で、照明は五行の要素の“火”を表します。 “火”のエネルギーを高めるためには、照明を利用する方法が最も効果的なのです。
ある場所に照明をあてるということは、その場所に陽の気を吹き込んで、気を活性化することになるのです。

照明の種類ですが、もっとも適している照明の色が無色・白色系のものです。無色・白色系の照明は、全てのスペクトルの色が統合され、1つになったものだからです。だから大きなエネルギーとなるのです。

オフィスや書斎には、「直接照明」と「蛍光灯」のような強い照明が適しています。強い照明は陽のエネルギーを放出し、仕事のやる気や活力を与えてくれるので働く場には適しているのです。また書斎を趣味やくつろぐ場所として利用したい場合は、リラックスしやすい「間接照明」や「暖色系の照明」のような弱い照明を使うことをおすすめします。陽のエネルギーが強すぎるとリラックスしづらい部屋になってしまいます。

風水の特性を理解して、強い照明、弱い照明と用途に応じて併用して快適な書斎づくりを目指しましょう。


■書斎快適化計画

書斎に植物を置く

風水において花を始め植物は幸運を呼ぶアイテムとして大切にされます。植物を育てるイコール自分の運気を育てることにつながる、と考えられているからです。

例えば、グリーンの観葉植物やミニ観葉植物の寄せ植えを書斎の南東の方角やデスクの横に置くと、疲れを和らげたり外的ストレスから守り運気を上げてくれます。また窓際に1m前後の観葉植物を置くと、対人関係や金運、仕事運をアップすると言われています。
特に部屋の隅に植物があると気が動きやすくなり、気の停滞を防ぎ運気をアップしてくれます。

逆にドライフラワーなど枯れた植物は死を象徴し避けなければいけません。ただし、布やプラスティックの造花は、死や衰えのイメージが無いので花同様の効果があると考えられています。

部屋の片隅にあるスペースをうまく利用して観葉植物で運気アップを図ってみてはいかがでしょう。


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風水で運気アップのこつ

整理整頓、清潔、換気が運気アップの基本です。風水では風とうしのいい家に幸運を招くとされていているにで、毎日朝一番で窓を開け換気するのが良いでしょう。

花は幸運を呼ぶアイテムとされていますが、花瓶の水が汚れていたり、花が枯れていたりすると効果はありません。たとえ、幸運アイテムと呼ばれるもので部屋中を飾りつけたとしても、部屋が整頓されずに汚れていたら、その効果を得ることは難しいものなのです。

自分の生活の基盤となる部屋が清潔できれいなら、自分自身が幸せな気分になれます。そういった気持ちでいることが、幸運を呼ぶ大切な秘訣なのです。

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