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電波時計とは

最近では電波時計という言葉もよく耳にするようになり珍しくなくなってきましたが、何らかの理由で電波を受信できなくても、通常のクォーツ時計としての精度で動いているので、とりあえず時計が止まることはありません。

基本的に時計のケースやバンドに内蔵された超高性能なアンテナで、正確な時間情報をのせた長波標準電波を受信しているのですが、電波時計は時計の設置方向によって受信感度が変わる場合があります。木造の建築物では時計の文字板を電波送信所(送信場所がある福島局あるいは九州局)のある方向に向けて垂直に掛けると受信しやすくなります。鉄筋の建築物の場合は窓の大きさや窓からの距離等により、受信しやすさが変わります。

特にTVやパソコンは比較的大きな電磁波を放出していますので、電波受信の妨げになります。ただし、距離的には2~3m離れれば影響は小さくなりますし、受信時だけTVやパソコンのスイッチを切るなどの対応が有効です。

また鉄筋のビル内などでは、窓から遠くなると著しく電波が弱くなりますので、なるべく窓のそばにかけてください。また、窓にブラインドがかかっていたり、ガラスが金網入りのものだったりすると電波が金属に反射され部屋の奥まで電波が届かない場合がありまが、夜間はノイズが低減されて受信しやすくなりますので、一晩様子を見ると受信できることもあります。

よくある質問で、病院の機器やペースメーカーに影響ですが、電波時計は時刻電波を受信するだけで、携帯電話のように発信しないため電磁波の放出はほとんどなく、従来の時計同様に電波障害を起こすことはありません。

受信しやすい環境と受信しにくい環境まとめると、

受信しやすい環境
●晴れの日
●夜中から早朝
●周りに高い建物の無い、見晴らしの良い場所
●木造家屋
●窓際

受信しやすい環境
●家庭電化製品、OA機器の近く
●工事現場、空港のそば、交通量の多いところなど
●乗り物の中
●鉄筋、鉄骨の建物の中(窓ぎわに置くと受信しやすくなります)
●金属板の上、山の裏側
●高圧線、架線の近く


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2006年12月30日 05:32に投稿されたエントリーのページです。

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