フランク・ロイド・ライト1867年、教育熱心な母親と、宣教師であり音楽家である父親の間に生まれる。
1887年、ライト20歳の時に建築家を目指してシカゴへ行き、約7年間ルイス・サリヴァンの下で働く。
1893年独立し、シカゴの中心で長期に渡る建築デザインの仕事を始める。
鉄筋コンクリート、シートメタル、ガラス、スチールなどを用いて、空間を建築の本質として内部に包括しているような建築を発展。神秘的とさえいえる開放された内部空間のなんとも形容し難い要素は、彼が建てたすべての建築作品に共通する特徴となっている。
その後フォーリング・ウォーター・ジョンソン・アドミニストレーションビル、グッゲンハイム美術館など、彼の代表作となる仕事の依頼を受ける。
ライト晩年、特に最後の10年間は天才的な創造力が衰えることなくますます強力になり、それにつれて仕事の量も増え、そこから溢れ出る多様なスタイル、アイディア、空間コンセプトおよびイノベーションは尽きることがないように思われた。
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